美作地域は古くから、山林を大切に管理し、良質な桧・杉が多くあります。この山林を守り、次世代につなげることが、我々の使命と考えています。
最近では、山林価値が下がったことから、管理できない山林が多くなり、先祖が守ってきた山々が荒廃し、環境保全・防災の観点から社会問題となっています。
私たちは、山林専門部を置き、作業道敷設、伐採、下刈り(植林下の草刈り)、植林などの作業を一貫して行うことで、地権者の負担を減らし、未来の森林を再生しています。
また、木質バイオマス事業にも積極的に参加し、市場には売れない木材も有効利用し、森林の価値を高めています。
地元の山林を愛し、森林から出る木材を最大限に利用しすることで、価値ある森林を守っています。
私たちは、地元材(桧・杉)を使い製材をしています。
木材は家を建てる建築材だけでなく、いろいろな物に利用できます。木材は人間と一緒で、いろいろな性格を持ったものがあります。まっすぐなものもあれば、曲がったもの、太いもの、細いもの、少し傷ついたものもあります。それらを何に製材するか、それが問題です。
私たちは、木材の性格を見極め、適したものに生まれ変われるよう、様々な製品を生み出しています。まっすぐで高価な木材は、山林で育ったものの一部にすぎません。手入れができなくなった山林が増加している今日では、曲がったものや傷ついたものの方が多いのです。優良な木材だけを製材していたのでは、山林全体の価値はどんどん下がっていきます。
私たちは、すべての木材を創意工夫で最大限に利用し、山林で育った木々を大切な資源として、価値を高めています。
木材は様々な性格を持っています。様々な木材を有効利用し製材すると言うことは、すべての木々たちの性格を見極める必要があります。これはとても難しいことです。
私たちは、日々作業の中で木々たちと会話し、その木材に合った製材を心がけています。個々の知識と技術を磨き、より精度の高い製品を製材しています。
また、高性能木材乾燥機を導入し、乾燥材にも力を入れています。木材の乾燥は知識と経験が必要です
私たちは、利用者のニーズに応え、様々な規格の製品を研究しながら作っています。
地域の産業である林業を活性化し、多くの雇用を生むことが、地域に貢献することと考えています。江与味の地域は、林業が盛んです。桧・杉の育苗から植林、育林、伐採、そして昔ながらの炭焼きまで、林業は昔から地域を支えてきた大切な産業です。その心を後世につなぎ、林業を一貫して業を興すことで、雇用を生むことができ、私たちができる一番の地域貢献と考えます。
また、森林を管理し、循環させることで、環境保全にもつながり、豊かな森の資源を有効に利用することができます。
私たちは、40年後、50年後の森づくりを真剣に取り組み、地域を愛し、地域から愛される会社を目指します。